生後15日目

また朝が来ました。

母がいない15日目の朝。生きている意味のない1日がまた始まります。

 

なんて事を書いているんだろう、とは思いますよ。

でも仕方がないんだ。そう思ってしまうんだから。

 

もう一生、楽しいと思えることは味わえない。

本当に大切なものを失ってしまった。

どうしてもっと実家に帰らなかったんだ。

どうしてもっとそばにいなかったんだ。

過去に戻ってやり直したい。楽しかった日々に戻りたい。

 

1年間に18日くらいしか、母に会うタイミング、作ってなかった。

もっと帰ればよかった。仕事なんかしている場合じゃなかった。

大切なものを自ら捨てるような行為をしていたんだ。本当に、バカだった。

 

人の最後って、こんなにあっけないものなのか。

 

もう本当に、生きている意味が感じられない。

 

母親の優しさに代わるものは、絶対にない。方向性が違いすぎる。

 

湯たんぽがぬるくなって来ているから温め直す。

まだ動き始めるには早いからもうひと眠りしたいかな。

いつもできずにそのまま朝を迎えるけど。