66日目・深夜

いや、違う。本当に死にたいかもしれない。

 

心の変化の観察記録として、危険を承知で書いておくと、

「もう2ヶ月も経ったのにまだそんなこと言ってるの?」

という周囲の目がある感じがする。

悲しい、苦しい、寂しい、つらい、怖い、悔しい、きつい、あとはなんだ? 

とにかくそんな心の置きどころがない状態が1日中渦巻いているんだ。

 

あるいは、普通に仕事をしているからもう立ち直ったんだろうと思われて、

下世話な雑談に付き合わされて、ピエロのように作り笑いをしてしまう。

 

全然、心の中は立ち直るのとかないから。

大切な大切な人がいなくなっているんだぞ。

立ち直るとかありえないだろ。

起こりえないことだから。

 

俺のほとんどすべてが消失したのも同じ。

それをなんだ。立ち直るとか言う表現はありえない。

 

そう。あまりに大切過ぎて、身体中から母に会いたい気持ちが溢れ出してくる。

苦しいなら病院行けば、って言われるけれど、別に治してもらうつもりはさらさらなくて。

苦しさを表現する手段のひとつとして、死ぬのはありな感じがする。

それほどつらかったんだ、というのをわかってもらいたいんだと思います。