22日目・朝

心が重い、身体も重い。

 

お母さんに会えない世界に生きて何の意味があるのかわからない。

過去に戻りたい。そして、こんな未来を変えたい、なんてできもしない事を普通に思う。

 

心が安らぐ場所がなくなってしまった。

何でも優しく包み込んでくれたお母さん。

まだいなくなるような年じゃないよ。

寿命を全うしたように見えないよ。

 

「僕がしっかりしないと天国のお母さんは悲しむよ」

というセリフが一番嫌い。

ハイ、綺麗にまとまったでしょ、という言葉にしか聞こえない。

 

そんなに早く立ち直ったら、一体これまでの深い関係は何だったのと思います。

深い深い悲しみなんだ。だから、仕事をしてその間に忘れている自分も嫌い。

 

つい先日まで、いっぱい色んなことをしゃべっていたのに、

もう何ひとつ声が聞こえない。まだ受け入れられないよ。