18日目・昼

目が覚めると、いつも確認したくなる。

ここは母のいる世界に戻ってないか、と。

でも、そうでない世界である事を示すいくつかの証拠がある。

夢ではなかった悲しみに落胆して、こんな世界に生きていても仕方がないと感じる。

最近の1日の始まりはいつもこんな感じ。

 

日曜日、何もやる気は起きません。

母親を亡くして、やる気があるなんておかしいから普通なんだろうけど。

ただ寝ているばかり。わずかに録音した母の声を繰り返し聴いてしまいます。

 

ここにも毎日、同じようなことを書いているのだと思うけれど、

自分の中では今日感じていることに間違いないんです。

 

悲しみは永遠に癒えることはないんだろうな、と思えてきました。

何かで埋まるようなことはあり得ない。代わりがいるような類の話じゃないのだから。

自分が死ぬ瞬間まで、母にもう一度会いたいと思い続けることになるんだろうな。

 

色んなことを一緒にしたよ。楽しかった。

本当に、これだけは失いたくないというものを失ってしまいました。