母を失うというのは、ガンガン来る。
世間の目を気にしたら、大の大人がこんなにお母さんお母さん、
毎日何を言っているんだ、と思われると思います。
しかし、そんなの気にしてはいられない。
心の中で暴れ回る絶望感が止められない。
いつか親を失うことは頭では誰でも知っている。
だけど、そこまで深く想像するのはしないんじゃないかと思います。
だって、怖いから。耐えられないから。僕もそうでした。嫌だから想像しませんでした。
それが来てしまった。
初めは心が麻痺していた。悲しい。苦しい。痛い。怖い。
どんどんと色々な感情が心の中で広がっていく。
楽しかったよ。お母さんと過ごした日々は。
色んな場所に一緒に行った。色んなものを一緒に食べて。
まだまだ楽しいこといっぱいできたじゃないか。
生きるって怖いなぁ。こんなにあっという間に消されてしまうんだからなぁ。
勘弁してくれよ。どうしてお母さんの生命を奪ったんだ。
余命を半分こしたかった。死ぬ時も一緒がよかった。