27日目・朝

めちゃくちゃ涙が出ています。

 

もう2度と、母に名前を呼んでもらえない。

父と母で、僕の名前の呼び方、違うんだ。

同じ時もあるけど、母しか呼ばない呼び方があるから、

それでは呼んでもらえない。

 

親子そろって、スーパーで買い物。

いっぱいしたねぇ。

いつも同じところばかりで退屈、じゃないんだよ。

いつもの幸せがあったんだよ。

 

母はこの世での役目を終えてしまった。

この人が私のお母さんですってもう周りに人にわかってもらえない。

一緒に歩いてたら、そう見えるでしょ。

まだまだ、人生を一緒に歩いていきたかった。

 

「これからはお前は、母なしで生きろ」とか、なんでそんなことをするかね。

もっと若くして母をなくす人もいるのはわかるよ。

だけど、そうじゃない人もいるじゃん。

 

42歳にもなって、とかいうけれど、仕事をしていたらいつの間にかなっていただけだから、

こんな準備、心の準備も含めてしてなかったんだよね。

 

電話、かけ放題のプランに入っていたから毎日電話をしてしまった。

だから距離は離れていても近くに感じられた。

完全に生活の一部になっていた。

いつも優しく、そして芯はしっかりと持って話を聞いてくれた。

たくさん、いろんな事を話してくれた。体を気づかってくれた。

急にいなくなると、喪失感がすごいことになっています。

 

実家帰るの、つらい。

あれ食べなさい、これ食べなさいって出してくれたお母さん、いないんじゃん。

帰らないのもつらいけれど。