どんよりした心のまま目が覚めました。
母がいないだなんて何かの間違いで、悪い夢を見ていただけ、
目が覚めたら元の世界に戻っているんじゃないか、って今日は思わなかった。
いつもは思うのに。受け入れ始めているのか。
受け入れたからと言って悲しいことには変わりはないけれど。
ただただ、どんよりして重い心を感じながら目が覚めました。
最初は無とか心の麻痺の状態でしたが、やがて悲しみが溢れ、それが苦しみに変わりました。
悲しみは持続したまま、苦しみも増えた、って感じかな。
苦しみの中に悲しみもあるから、頭で考える時はまず先に苦しみがあるのが見える。
体には力が入らない。すぐにへなへなになっちゃう。
布団から出るのが怖い。足と足がぶつかるだけで痛い。
テレビはずいぶんと見なくなりました。
闘病中に、テレビなんか見て、その間に母に何かあったらどうする
って気持ちが染み付いちゃったし。
今だって、気持ちが散らばっていくのが怖いんですよね。
そういう意味では研究も同じ。
集中しないと出来ないから、集中している間は母を心から消すような感覚があって怖いです。
心の中にいる母を追い出すのか、って思ってしまう。
寝ているのが1番、安定してるかなぁ。