Z解析のいま,そしてこれから

下書きが完成したZ解析ですが,この機会にちょっと現在の立ち位置を確認しておこうかと思います。
11月の解析の時点で研究テーマは次の3つに(とりあえず)分かれていました。
(あ,ちなみにZ解析のZは整数全体ではありません。いまさらかもしれませんが。)

  • (1) v条件をKH条件から変化させた場合のZ上のシュレディンガー作用素のスペクトル解析
  • (2) ポテンシャルをこれまで扱っていたようなものにする(こちらの方が(1)より扱いやすい(はず))
  • (3) 周期構造は保ちつつ,ポテンシャルはバラバラにする

今回できたのは(1)です。v条件のパラメータによって思うような結果にならない場合が出てしまっていますが
それはそういうものだととりあえずは思うことにしています。
(3)はロシアの先生と年末議論をしたものの,1日で諦められてしまいました。
というわけで(3)を考えるのは僕もやめることにします。
(2)は(1)より簡単そうなので,次の研究ではZ解析以外のことをやろうと思っていましたが,
引き続きZ解析パートIIをやってもいい気がします。
まぁこちらに関しては(1)である程度コツを掴んだはずなので, 新学期が始まってからでも片手間にできるかな?
でも想像すればするほど面白そうな気がしてきてしまいました。
問題設定がまだきちんと定まっていないのですが,問題を設定するのがまず楽しいです。
問題を設定するにあたって,どの辺かわからないのですが,どこかに限界は出てくると思います。
なので,どういう問題設定をすることがギリギリ解ける問題なのかというのはやってみないとわかりません。
感覚としては,何もできないということはないと思います。
なので,アプローチの方法ですが,大掛かりなことはできなくて,ひとつずつやってみるしかなさそうです。
1次元と擬1次元の間にどういう違いが出てくるかを調べるには(2)の問題,というふうにも思えるのでやっぱり興味が出てきます。
きっとできると思いますが,そういってできないときもあるし何とも言えないですが,それでもきっとできそうな気がします。
いつやるかはタイミングの問題ですね。なんとなくいまは論文を読んで勉強するのもしたいので,
どちらかを取ればどちらかができないという単純な問題があります。でもまだ講義開始まで3週間あります。
ふと急にやりたくてたまらない衝動に駆られた時がはじめ時なのかもしれません。そんなんでいいのかという気もしますが。
そういえば,

  • (4) 磁場をかけてみる

というのもできそうな気がします。まぁこの辺もやりたくなった時・必要に駆られた時にやります。
(1次元ではなくて擬1次元だから,スペクトル的には磁場をかけることに意味はあります。というか3次元における擬1次元だし。)