83日目・夜2

大切な人の死を目の当たりにしたのだから、

当然、自分の死についても考えてしまうのは仕方がないことです。

 

とか言ったりするとめちゃくちゃ誤解されるんですよね。

はい、カウンセリング受けてください、ですもん…。

ちーがうんだって。

後追いして自殺しようと思ってるんじゃないんだって。

 

自分もあんな風に死んでしまうのかな、怖いな、

あと何回呼吸できるんだろう、死ぬ時寂しいのなんて絶対無理、怖すぎる、ってことなのに。

 

事故とかに巻き込まれて痛いのは絶対に嫌です。死ぬ時に苦しいのは嫌です。

そういうのをできるだけ避けて避けて、楽に死にたいなぁ。

いやもちろんすぐにじゃなくて。いつかは知らんけど。

 

でもまぁ、生にしがみつかない気持ちになるのは確かかも。

お母さんいないの寂しいし、痛くなくてコロッと行くならまぁいいのか?

いや、ダメか。まだコナンの最終回見てないし。

 

じゃなくて。

 

ああもう嫌だ。愛する人の死だよ。こえーよ。

可哀想すぎて、心が痛いんだ。

何してくれてんだ。平均寿命行ってないやんか。順番も逆だし。

まだまだ一緒に楽しみたいことがたくさんあったよ。

話、聞きたかった。いろんな景色をたくさん見たかった。

ふざけんな、お母さんを返せーーーー!

 

日常の生活に死の話は重いのだそうです。

だから、聞きたくなくて、カウンセリング行けになるんだそうです。

そりゃそうですよね。

 

ただ、こちらとしては普通の話を聞くのがきついのですが。

人生最大の悲痛を味わっているのに、世界中はどこ吹く風。どうでもいいよ、そんなもん。

そんなくだらないことを考えている場合かよ。

みんな、いつかは死ぬんだぞ。怖くないのかよ。

こんなくだらない会議すんなよ。もっとやすべきことがあるでしょうよ。

 

いやぁヤバイね。お母さんいないとかヤバイね。どう…しよう…。