お母さんが死にました、って意味がわからないんだよね。
それって自分自分が死にましたって言っているようなもので。
裏を返せば、僕が生きているのだから、お母さんも生きているはず、となります。
お母さんがいるという大前提のもとで、僕の世界は作られていたわけです。
その大前提は、僕が生きているのであれば、生きているはず。
お母さんがいない世界。なにそれ? 経験したことがなくてわからないんですけど。
腰も曲がってない、ボケてもいない、まだいなくなるような年じゃないでしょうに。
事故みたいないなくなり方で、ありもしない世界に来てしまった感覚しかありません。
しかもそれがお母さんだというのだから受け入れられない。
幸せの根源なのだから。