観賞コーナー確保

■整理されて
美容室に行ってきました。
普段は1,000円の床屋さんに行っているのですが、
イメージチェンジをしたくなって美容室に行ってみました。
が、何にも変化せず終い。何をどうすればいいのかよくわかんないです。


前回のお部屋の掃除で空間に余裕ができたので、それをもとにさらに整理して、
論文 1st 〜 論文 3rd を並べるための空間ができました。
2005/2006年度版の『年次報告書』(研究業績が紹介されている資料)も3月に発行されて、
そのうちもらえると思うのでこれも陳列予定です。


最近は、昔の自分の趣味に対して、どんどん興味を失っていきます。
自分が整理されて、余計な趣味が取り除かれた感じ。
ここまで興味を失うとは正直自分でも思ってなくて、とても意外に感じます。
『ゼロビデオ計画』に至っては、冬休み以降やっていませんが、
「大切な時間を使ってまでして、こうやって保存しておくことはそこまで重要なことか?」という問いかけが始まり、
「もうDVD化しなくても全部捨てちゃってもいいかなぁ」という感じになりつつあります。
でも一応、院試(学部→修士の方ね)勉強の時は、夏休みにほとんど机にかじりついていて、
朝5時とかに寝る寸前に少しずつ見ていくのが楽しみだったりした時もあったから、全部捨てるのはちょっと抵抗があります。


そうは言っても、現在は映像としては残っていない『人生初講演の思い出』(筑波大学の宿舎で一晩泊まったときの思い出)みたいな
目を閉じた時に出会える思い出が嬉しいんですよね。再生機(ビデオデッキ)の役割は自分の心が果たしてくれます。
なかなか会えないんだけど、会えると嬉しい。鮮明さは時間と共に薄れていくけど、やっぱり会えると嬉しい。
「緊張」のプラカードを持った血液が体中を大行進しているようなあの感覚。懐かしいなぁ。
正直に言うと、もう講演で緊張するなんて感覚はほとんどなくなってしまいましたからね。京都はすごく楽しみませてもらいました。
ものが形として残っていると、手にとって触れるから一時の安心感を得るのにはとても便利です。
でも、見かけに惑わされてはダメですよね。
大切にしておきたい思い出をいろいろ集められたからかな。
新しい趣味が入り込むのも、古い趣味が消えていくのも、どうぞ御自由に、って感じなんですよ。
残しておきたい趣味ももちろんありますが、大半が
よく言えば「来るもの拒まず去るもの追わず」、悪く言えば「無関心で冷めている状態」です。


とにかくいま、すごく気持ちが軽いんですよ。
状況としてどこまで正確かどうかはっきりしていませんが、研究の上でも論文 1st 〜 3rd の流れにいったんピリオドを打っています。
完全にこれまでの分野のことを忘れて新しい分野に進むわけではないのですが、
これまでの研究分野を後輩に譲って、春から新しい分野に取り組むような気持ちでいることは確かです。
研究のことを考えなくても、この1年間で本当にいろいろなものが整理されました。
唯一気になるのは、残された最後の切り札。これを使うかどうか。本当に使いたいのか。使うのなら何のために使うのか。


花火職人さんの気持ちを考えたんです。
花火ってとても綺麗で、見ている人の言葉を失わせるだけの力を持つ時もあるけれど、その綺麗な瞬間はほんの一瞬だけ。
その一瞬の輝きのために、花火職人さんは一生懸命花火を作るんだなぁ…って。
ずっと残しておかなくても、ちゃんと心の中で輝き続けることができる。それだけの力を持った思い出。大切にしていきたいですよね。


まだまだ整理整頓を続けていきます。