92日目・深夜

だめだ…。吐き気がします。

 

新しいことなんてできるわけもない。そりゃそうだ。

まだ、もともとやれてたことすらできない状態なのに、

新しいことなんてできるわけがない。

踏み出すことを考えたら、吐き気がしました。

だって、その先にお母さんはいないのだから。

 

自分の中の細胞、ひとつひとつが、お母さんを求めて鼓動している。

細胞に我慢しなさいと言い聞かせないといけません。

あっちの細胞、こっちの細胞、全部、お母さんの優しさを覚えてる。

長い間、早く安らぎが欲しい、安らぎが足りないと騒いでる。

細胞は、傷ついたまま、休まっていません。

 

騒いだってだめだ。でも、細胞は止められない。

 

3度目の月命日。

3ヶ月前に、私を優しく包んでくれた温かい、

この世でたったひとつの大切な命が消えてしまったんだ。

悲しい。

お母さんの前でしか、本当の自分になれないよ。