30日目・夕方

お母さんは一体どこへ行ってしまったんだろう。

 

帰らぬ人となったことを頭の中では知りながら、

心は帰りを待ち続けている。

 

実家なのに、母がいない初めての年末年始。

ただただ時間だけが流れていきます。

 

このままおじいさんになって行くのか。

 

会いたい。お母さんの声が聞きたい。

 

後悔するなは無理。悲しむなも無理。

 

この現実はエグすぎる。誰もが通る道だって?

僕ら人間は何なんだ。この悲しみを味わうために生まれてきたの?

心が張り裂けそう。