蘇る思い出の手紙

■教育実習
今日は京都講演が終わって最初のゼミ。「定義」を作らなければならなくなり、どうすりゃいいんだと困りましたが、
たぶんこれで追いかけたい現象を記述するハミルトニアンができているんじゃないかな? 明日が楽しみです。


ゼミなのでしっかり睡眠を取って体力を蓄えておかなければならないのですが、楽しみがあると決まって妨げられる睡眠時間。
眠れぬ夜を過ごしております。そういうときは(僕の場合は、そういうときでなくても、ですね)いろいろ物思いにふけってしまうもので、
今回は、突然、教育実習に行ったときのことを思い出しました。
実習先でこどもたちと撮った写真と実習後にこどもたちから郵便でもらった手紙を、取り出して眺めてみることにしました(3時半だ。早く寝ろっ!)。
手紙に書いてあったあの子達の夢。順調かな?
手紙に書いてあったあの子達の悩み。解決したのかな?
教育実習の最終日。誰もいなくなった教室の黒板に僕が残してきたメッセージが、
送られてきた写真に写っていたんだけど、切な過ぎるぞ! あのメッセージは!
すごく懐かしいし、手紙の文章、なんだか勇気付けられるな。
応援、ありがとう。アドバイス、参考にさせてもらっちゃおうかな。
僕のために、こどもたちが願ってくれたこと。その夢、今の僕はちゃんと見られるようになりました。
あの時は怖かったんだ。大きすぎるその夢に怯えて隠れるしかなかったんだよ。守れるようになれるまでとにかく自分を鍛えるしかなかったんだよ。
この手紙を最後に見たのは少なくとも「例のあの期間」よりは前の出来事なので、ホント、写真の中だけど久しぶり。
いいものですね。思い出は。自信がない点においては今も昔も変わっちゃいないけれど、
自信がなくても心が試そうとするときがあるってとこだけ、ちょっとはマシになったのか?
なんて言いつつ、「そういう台詞は試してから言いなさい!」って、すぐさま自分に言い聞かせてます。
でも、試そうかどうか考える時間は終わって、試すためにはどうすればいいかを考える時間に切り替わりました。
考えられる物語を組み合わせて最高のものを持っていくから、待ってろよ!


失敗するか成功するかよりも、物語として素敵なものを作ることが一番の目標になりました。
失敗と成功ばっかり気にして前に進めなくなってしまうような個性を…消滅させたいんだ。
それが『アイデンティティ・バニッシュ計画』(個性消滅計画)の真の目的だから。
一度消滅させてしまったらもう二度と、この個性を取り戻すことは出来なくなるけどな。
「例のあの期間」だって、2nd と 3rd から零れ落ちる僅かな光の粒を扉の前で観測することができたから前に進めたんだろ?
今回は、光の中の光を探すんだ。闇の中から光を探すのとはわけが違う。
でもな、結果なんてなにひとつ予測できちゃいないが、試さないわけにはいかないんだよ。(うわ〜、すごいこと書いてるな…)
「失敗するな」「成功しろ」なんて何ひとつ言っちゃいないぞ。ただ「試してみろ」って言ってるんだ。
ただ、それと同時に私はいくらでも問い掛けるぞ。「本当に試すんだな?」