Dual Dream

■「んなっ?」 in ゼミ(昨日のゼミにて)
いくらなんでも「そ…」はないでしょう?
調べてくれるっておっしゃっていただきましたが、いや無理ですよ! 「そ…」は。
怖すぎて「そ…」のあとの台詞が言えないっ!
言いたい! けど、ネットでは言えないっ!
でも言うぞ。「そ…う…」 ダメだぁ〜! やっぱ言えない! 2文字目が限度だぁ〜! 3文字目でばれるー! 8文字あるけど2文字しか言えない!
でもちゃんと話を聞いてくれる人には言いたい!
いや、きっと無理。絶対無理。やめてくださいそういうの。いけません。ダメです。無理です。無理無理無理無理無理無理無理無理。
そういうのはありえません。無理なんですって。とにかく言いたい。むーりー。無理だろ〜いくらなんでも。
というか、ぐわー。とりあえずなかったことにしないと寝られんっ!
無理って言葉、あってよかったよ。落ち着け…。無理なんだからね。無理なんだからね。
なんて恐ろしい言葉を口にするお方なんだ。ポジティブすぎる! 一体何が根拠でどうなってるのやらわけがわかりません。
そんなことしたら、またすごい世界に押し込まれるハメになるでしょう? なんなんだもー。
自分の欠点100個探す! それで無理って事にして! ハードル高いっす! ダメージでかいっす!
「興味ある?」と言われましても〜。ねぇ? 興味があればなんとかなるもんでもないでしょう?
「興味ないね」「悪いけど、興味ないね」 クラウドのマネ、できないじゃんか。興味、あるぞ! だが無理。綺麗に無理。角の三等分くらい無理。
入院したい! それは嘘。注射怖いもん。なんで? なんでこうなるの? わからん! それはいけないですってば。
期待するなよ…。無理なんだからね。きっと無理無理。もう〜、やめて! 理性飛ぶ! 魂抜ける! 僕は、平和を愛しています! だっておかしいやん!
耳を疑うよ。というか、自分の耳がおかしいんだ。そうそう。そうに違いない。正確に聞こえてた頃が懐かしいのぉ。よぼよぼ。
光の中の光どころか、わたしは誰!? 暴れすぎて、疲れた。


■もうひとつのステージ
上の人はほっといて、いつもの調子に戻しましょう。
しかし、心を整理して目が覚めた途端にこれだからなぁ。
心をかき回されすぎた。博士課程、怖いところです。
「ゴールにたどり着いた時にだけしか見られない夢」が大きすぎる!
修士のときの同じ研究室の友達にだけ、今のところ話しました。家族にも言えません。
まだその言葉に見合うほどの能力がないのは自分自身が一番よくわかっているから、とても着飾りにくい洋服だけど、
もし受け入れることができたならば、その試練受けて立つって思えるようになってしまったら、俺は一体どうなるんだろうな(注)。
ただ、問題となるとすれば、理由はひとつ。名前を付けるならば、セルフ・コントラディクション・コア。
これさえ消えれば、これさえ倒すことができれば完璧なんだけどな。


でも今日の出来事には、ちょっとだけお礼言わなくちゃいけないかもしれません。
あんまりにも信じ難いことを言われて、恐怖心がそっちの世界を支配することを考え始めたおかげで、
これまで臆病風に吹かれていた世界の支配力は著しくダウンしてきました。
時期同じくして、京都講演とは対を成す「もうひとつのステージ」に、自分の気持ちを包んだ種を蒔いてしまいました。
もう後戻りはできません。イメージ的には、セーブポイントの周りでちまちま経験値をためることができなくなってしまいました。
ここから先は、もう「試すかどうかということ」も「試すならいつにするかということ」も問題じゃなくて、
失敗か、成功かが嫌でも付きまとう世界になります。
危うく代わりの夢(『オルタナティブ・ドリーム』)に逃げ込んで、夢を見るのが怖いから記憶ごと消し去ってしまう危険性もあった夢。
いまはそれは、思い出に支えられて、物語に導かれて、夢ではなく、個性と戦うを選んだ夢。
オルタナティブ・ドリーム』ではなく、もうこれは『デュアル・ドリーム』。
思い出が手に入るのなら、失敗なんて安いものだ。 


注)思いついたけど、まだ自分に似合っていない台詞には、普段とは異なる一人称が含まれることがあります。