32日目・朝

雨が降っている。実家にいた頃、この部屋で雨の音を聞くなんて当たり前だった。

だけど、実家にある僕の部屋せ雨音を聞くのは何年ぶりかわからない。13年ぶりかもしれない。

実家に帰ってくる日は、いつも晴れだった、なんてことはないと思うんだけど、

いつも晴れだったと思うくらい、いつも晴れていた気がします。

 

雨。僕の目にも涙がいっぱい出ています。

晦日。この雨に負けないくらい、たくさん泣いて過ごします。

 

母がいなかったら、温かみのあることが何もできないです。