93日目・深夜

悲しくて耐えられない。この先、どうやって生きていけばいいの?

怖いよ、無理だよ、お母さんなしで生きていくのは怖い。

 

初めて頭をよぎってしまった。近くに大きな川がある。利根川です。

あの川に身を投げてしまいたい。だめだ。引き寄せられてはだめだ。

でも、考えてしまうことは抑えられない。

頭に語りかけてくる声がする。

 

だって、この悲しみはそのくらい大きいから。

大きすぎて、苦しくて、つらすぎる。

 

悲しみを表現する方法が他にないんだもの。

この最大級の悲しみを表現するにはどうしたらいいの?

涙を流すのでは足りない。自分が壊れてしまうのでも足りない。

だってそうでしょう。

この先、2度と、幸せがない。

お母さんに会えないということはそういうことです。

楽しい、と思った瞬間に、その感情はかき消されるんだ。

そんな感情は抱いてはいけない。この悲しみの世界において。

 

大切な人を失ったと同時に、喜びなど消滅した。

お前の世界は、世界はすでに闇に包まれた。

それでもまだお前は生きるのか?

そう問いかける自分は常にいます。