中山七里さんの「もういちどベートーヴェン」を読了。
購入したのはちょうど1年ほど前の2019年3月23日とのことで、発売後比較的すぐに書店で見つけて購入しましたが、1年後のいまになって読み終えました。
今回もページ数が少なくなってから一気に物語が加速度をもって進み始める心地良さを味合わせてもらうことができました。
最後はYouTubeでベートーヴェンのピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」を流しながら、曲の進行に合わせて読み進めました。
物語の終盤、演奏と事件解決が同時に進むのはひとつのハーモニーに感じられます。
感動は物語の前半88ページの高円寺教官のセリフ。「仕事の価値は自分以外の人間を…」というものですね。
ネタバレになるのでここのは書きませんが、しっかり付箋を付けておこうと思います。
個人的に好きな「いつまでもショパン」「どこかでベートーヴェン」ももう一回読みたい気分になってきます。
次回作があることも告知されていて楽しみな限りです。