死ぬところだった(マジ)

命の危険に遭遇しました。

 

盛ってません。

 

朝、お風呂に入っていました。

普段、お風呂のドアは完全には閉めず、少し空いた状態で入浴しています。

今日は、ちょっとよろけてドアを押してしまい、その瞬間ドアが閉まりました。

 

で。

 

…開かない。

ドアノブが回らないのです。

どんなに力を込めて回しても、一向にドアノブが回らない。

 

なんだこれは。

閉じ込められた状態になってしまいました。

電気も消してお風呂に入っていたので周りの様子も確認できません。

 

考える。

一人暮らし。今日は水曜日。大学で金曜日まで人に会う仕事がない。

このまま閉じ込められたままだとしたら、

金曜日に仕事に来ないことでやっと何かあったかと気付かれるパターン。

いや、もしかしたら「忘れてたんですかね。しょうがないですね」

で片付けられて終わってしまう可能性もあります。

その次は授業のある火曜日。

さすがにそこでいなければ気付かれそうだけど、

それってほぼ1週間閉じ込められることになります。

 

裸で? 水は飲めるのか。でも湿気で頭がクラクラしてくるはず。

 

やばいぞこれは。

 

ドアノブは回らない。引いてもしっかりハマっていて開きそうにない。

 

数週間後にニュースが流れます。

群馬県の一室で42歳の男性が浴室に閉じ込められて亡くなっているのが発見されました。

男性は一人暮らしで、勤務先の大学は出勤しなかったことを不審に思いながらも対処が遅れたと話しています。」

 

ありそう。

 

なんとしても脱出せねば。

 

とりあえず、ドアを観察します。

上側はガラス、下側にはプラスチックの板が貼られているような作りです。

コナンあるある「ドアを蹴破る」を試してみるしかない。

下側のプラスチック板を蹴飛ばしました。

するとかなり簡単に外れて、足に怪我をすることもなく脱出できました。

あたりにはプラスチック板の破片が散乱します。

とりあえず冷たい水を飲んで精神を落ち着かせます。

で、掃除機をかける。ドアは弁償か?でもこれ、家の整備不良だよなぁ。

 

外側からドアノブを回すと普通に開く。

 

開くんかい!

 

開くじゃん!

 

開かなくて蹴破りましたって言っても証拠がないじゃん。

 

裏側からドアノブを回す。

 

回らない。あ、回らないね。裏側からだと開かないのか。なるほどね。

 

着替えて、管理会社に電話。

 

「火曜日と水曜日はお休みです。」

 

あっそ。とりあえず、最悪の結末は回避できたか。

なんとなく閉所恐怖症になったかもしれません。

再び輝かしい太陽が見られた喜びで、少しずつ平静を取り戻していきたいと思います。

 

一人暮らしは危険だ。