講究録 2nd

■講究録完成(仮)
ひと月前の京都講演の講究録が完成しました。
「20ページ以下」という執筆規約があるので19ページで仕上げました。
大学でひたすら TeX を打ち、それでも終わらなくて家に帰ってきてやっと完成。
第2の論文が話題の中心になっているのですが、アクセプトされたばかりの 2nd のさらなる発展として
density of states (固有値の空間平均の極限) についての定理を収録(あれ? 数学の詳細については触れないブログの予定だったのに?)。
これは投稿した後になってわかった定理なので、 2nd には収録されていません。
約1ページの証明をつけて現時点での最新結果を収録できたので、この講究録もお気に入りのひと品になりそうです。
1st/2nd/3rd どれを見ても収録されていないという個性がちゃんとありますからね。
新規に書き下ろした部分も多いので、先生にどの程度手直しされるかな。


証明を英語に翻訳するのも久しぶりだったので楽しかったです。
次の論文が完成するまでのしばらくの間、英語化はお預けだと思うとちょっと寂しいかも。
TeX も久しぶりでした。ひと月たっぷりコマンドを打ち込んでいませんでしたが、雪崩のように打ち込めました。
一応完成したので、早くプリントアウトして眺めたいです。
月曜日はこれを持って先生のところに伺います。アポなしなのが申し訳ないですが。
講究録を提出してしまったら、もう京都講演を意識する必要はなくなります。これでやっと、思い出の仲間入りかな。
第2の講究録ということになりますが、昨年夏の第1の講究録はもう発行されたの?


あと講究録は、MathSciNet の検索にはひっかかるのですが、論文と見てよいのでしょうか?
良いのであれば、これは論文 5th ということになりますが、「アクセプト」という概念がない以上、
試練としてはハードルが低そうだから、やっぱり頭数には入れない方がいいのかな。
年次報告書には書けるんですけどね。


さて次は…書類系だと学振か? 去年は「2日で書く」という「とりあえず形にした」感じの仕上がりになってしまったので、今回はちゃんと練ろう。
しかし、去年書いた研究計画、実はちゃっかり達成してるぞ。目標が低めなのかもしれませんが。



■数学英語
数学をやりながら英語を勉強していて面白いなと思ったことは、何年か前のことになりますが、
1st, 2nd, 3rd, 4th, 5th, …と続いていって,n番目は "n th" と書き、さらに (n+1)番目は "(n+1)st" と書く事。
(n+1)番目を "(n+1)st" と書くのなら、
2nd=(1+1)st=(-2+3)rd
なんですよね。そもそも (1+1)st ってどう読むんだ? 「one plus first」なのか?