138日目・深夜

やっぱり立ち直るなんて無理です。

 

お母さんがいないとすごく孤独だなぁ。

自分のこと、わかっている人がいなくなっちゃった。

私は、誰なのでしょう。

私は果たして、存在しているのでしょうか。

認識されなければ、存在していないのと同じかもしれません。

何のために働いているの?

時間が来るから働いているだけになっちゃった。

お母さんに色々報告したいなぁ。

 

心がつながっているのなら、引っ張ったらお母さんの心が宿らないかなぁ。

 

136日目・昼

大学で論文を読んでいるけれど、気分が悪いです。

酔ったような、気持ち悪い感じ。

この世界が気持ちが悪いです。癒しがないから…吐きそうな感じ。

 

もうこれからは生きているだけでずっと気分が悪いんだ。

136日目・朝

お母さん…会いたい…。

 

お母さんがいないと、話をする人もいません。

これから毎週、ずっと、土曜日と日曜日は言葉を発することがなくなります。

スーパーで、クレジットカード払いで、としか喋ることはなくなってしまいます。

 

お母さんがいないなら、もう人生は終わったのと同じ。

 

136日目・深夜

俺の心…もっと傷を負え…俺は…母さんが亡くなったというのに、平然と生きて…いる…。

この…最大の苦しみに…見合った…振る舞いも…せず…。

大好きな…母さん…誰だ…俺は…誰だ…何者なんだ…。

母さんが…いなければ…俺は…この世にいること自体が…おかしい。

俺は…母さんの…ことを…母さんの…傍に…いて…守らなくてはならなかった…。

どうして…家を出た…? どうして…もっと…健康に気を遣わなかった。

 

 

俺は…何もできずに…見ていることしかできなかった…。

俺が完璧な行動をすれば、母さんを救う道はあったかもしれない…。

いくつもやり直したい過去があるような気がしてくる。

選択肢をたくさん間違えてここにきたような気もしてくる。

だって、救えなかったんだぞ。あの…素晴らしい母さんを…。

 

俺が買ったケーキが、母さんの命を縮めたかもしれない。

ゲームをせずに、お手伝いをしていたら、心が休まって、もっと長生きできたかもしれない。

俺の行動によって、未来は違っていたかもしれない。

 

もっと傷を負え…俺の心は、傷を負わなければならない…。

100万ドルの五稜郭

コナンの映画、公開初日に見てきました。

 

3個授業があって、2コマ空いている時間を使って。

 

ただ、メンタル的にはあまり楽しむ気分にはならず、

無理矢理行った形となります。

20分くらいで帰りたくなってしまいました。

早く終わって…と思いながら鑑賞。

こんな年は初めてです。

決して、内容が悪いわけではなく、私のメンタルが悪いのです。

 

最後は感動しました。

僕は、お母さんが大好きだったのだから、

もっともっと、大好きと気持ちを伝えれば良かったんだ。

たくさん仲良くして、たくさん話をして、

お土産も買って、作ってくれたご飯も

「お母さん定食めちゃくちゃ美味しい!疲れが吹き飛ぶ」

と伝えたけれど、お母さん大好きだよ、と告白ではないけれど、気持ちを伝えることはしてなかったなぁと思いました。

主題歌aikoさんの「相思相愛」が流れた瞬間に、涙が溢れ出しました。

お母さんに、大好きって言いたかった。

 

5歳の頃、函館に住んでいたこともあります。

五稜郭に連れて行ってもらったこともあります。

また一緒に函館に行って、思い出の地を教えてもらいたかったです。

 

お母さん、大好きやで!

 

俺にはあるよ。お母さんが好きな納得できる理由が。

神奈川県にあるこどもの国で、お弁当を食べている時、

僕に止まった蜂を素手で殴って追い払ってくれたお母さん。

びっくりして、泣き止んで、危ないからやめて、と言いました。

その時からや。お母さんは、自分の危険も顧みずに、僕を守ってくれる。

この人は、信頼できる。

お母さんを守れる大人になりたい。

 

お母さんに絶対的信頼を寄せる私が生まれたんだ。

守るべきもの…なくなったら、路頭に迷う。

 

ここはどこで、私は誰なんだ…。

 

今回は、なんと、怪盗キッドが出ました。

びっくりです。

 

しかし、「100万ドルの五稜郭」というタイトルも今日まで頭に入っていなかったし、なんなら見終えても、タイトルなんだっけ、という状態。

 

見に行くのも、辛かったですが、無理して行きました。

観てる時も、「お母さん…」って考えて、あんまり話を聞いていなかったかもしれません。

 

アクションも事件もなんとなくどうでもいい感を感じていました。

そういう心境なのです。映画が悪いのではありません。

私が悪いのです。