早起きして読書に2時間ほど時間をかけ、
研究集会会場にたどり着くまでに「インフェルノ」の下巻を読み終えました。
すごく面白かったです。
しかしながら、(ネタバレしないように書かなければなりませんが、)
僕たちはヤバいことになってしまいました。
えっ?終わり?いやまずいでしょそれは?という気持ちがどうしても出てきます。
ラングドンシリーズって基本的に1話完結というか、
前作を読んでないと次が理解できないという設定ではないはずですよね。
天使と悪魔を読んでいないとダヴィンチコードを理解できないということはなかったはず。
ダヴィンチコードは映画を見ただけだからもしかすると違うかもしれないですが。
今回のインフェルノは、もとに戻さないといけない問題があると思いますが、
そこを元通りにしなかったのってやっぱり、読書に考えさせるために敢えてそうしたのかな。
もとに戻すべきか、それともこのままがいいのかあなたの意見はどちら?という問いかけなのかもしれません。
自分がもし、いわゆる3分の1に選ばれてしまったら、やっぱりショックですもんねぇ。
自分もそうですが、自分の好きな人が3分の1に該当する、というのも考えると辛いです。
ラングドンの世界は今後も、そういう世界、として進んでいくのでしょうか。
それとも何らかの答えが著者によって与えられるのでしょうか。
というかゾブリストさん、3分の1の人を無作為に選んでしまうのではなくて、
3分の1回(あるいは無作為完全封印3分の1に匹敵する効果的な確率を割り出して設定して)
失敗する…というかある現象を抑制するように組み込んだら良かったのでは?
時間がなくて上巻を読み終えてから2ヶ月以上空いて下巻を読み終えた形になってしまいました。
今回のインフェルノはすごく面白かったです。
世界観に入り込みやすかったですし、
世界が抱える人口爆発という問題をダンテの神曲に乗せて展開する課程の中で
勉強になる資料がたくさんありました。
買うといつか読もうと思って積ん読状態になりかねなかったので、
図書館で借りて読んだたのですが、
やっぱり買って手もとに置いておきたいかもしれません。
結末を知った上で物語を追いかける読み方も良さそうですし。
前作にあたるロストシンボルを読んでいないのもあるので、
時間を見つけて押さえておきたいです。
しかし時間を見つけて押さえておきたいものは他にもたくさんあるので
まぁいつか…(というふうに積ん読状態になります。)