ルーシェ・カペリの定理

線形代数で連立一次方程式の解法を学ぶ際、

係数行列と拡大係数行列に階数が等しい事が解を持つことの必要十分条件だ、

というのはとても有名な定理です。

これはルーシェ・カペリの定理というのですね。

 

クロネッカー・カペリの定理とかルーシェ・フロベニウスの定理とか色々な文化があるようですが、

ルーシェは1832年〜1910年を生きた人で、複素解析におけるルーシェの定理には本当にお世話になっています。

ルーシェの定理なしに僕は業績を挙げることができないほどお世話になっています。

ルーシェの網、という言葉は時々出ていると思いますが、それはルーシェの定理で解を捕まえている時に使っている言葉です。

 

連立一次方程式の線形代数的解法ってどの辺の時代のことなのかあまりよくわかっていませんが、この頃の時代のようですね。

例えば、余因子展開も別名ラプラス展開で、1772年の定理だったっけか。

線形代数の確立は18世紀〜19世紀くらい、まだ250年くらいしか経っていない感じで良いのでしょうか。

もっと古いと思っていました。