同僚の死

隣の、隣の、隣の研究室の先生が亡くなってしまいました。
病名は急性大動脈乖離だそうです。
火曜日に会議中に倒れたそうで、手術はうまくいったにもかかわらず、
亡くなられてしまいました。今日はまだご存命の時間帯に病院までお見舞いに行きました。
ご家族の方が揃われるまで延命処置を施している状態でした。
倒れられてから一度も言葉を交わすことはなかったそうです。
58歳の先生でしたが、学内では僕と同じく勤務期間が短く、
時には叱られ仲間でもありました。
倒れられる日も、普通に挨拶を交わしたのに、それが最後の会話になるなんて…。
お見舞いに行った病院の近くは、悔しいくらいに桜が綺麗に咲いていました。
でも、先生の命は一瞬のうちに散ってしまったように感じます。
まだ元気に戻って来られるような気がしてなりません。
でも、人は死ぬと決まったらもう一瞬で死んでしまう。
集中治療室で沢山の機械に繋がれて、力強く呼吸をしていました。
延命処置をしている、と聞いて、いやいや、まだ生きているんだから、
諦めないで最後まで処置をしてよ!と叫びたくなりました。
駄々をこねてなんとかなるならこねたかったです。
亡くなられたのは今日の夕方。本当にしんみりしてしまいます。
卒業式の時の撮った全体写真が、最後になるなんて考えられるはずもないじゃないですか。
岐阜県のご出身だからそちらでお葬式を挙げるのでしょうか。
そうなるとちょっと行くのは難しいですね。
これまで本当にお疲れ様でした。さようなら…なのか…。かなり、つらい。
生きている時間をもっと大切にしたいと思いました。