天狗峠の悪夢

遅刻して講演キャンセルをする、という世にも恐ろしい夢を見ました。


数学の研究集会ではなく、大学教育向上の取り組みについて
講演をすることになっていて、とある山奥の学校から講演依頼を受けていました。
3時からの講演なのに、1時まで自分の大学で授業をしてから現地に向けて出発。
忙しくてあまり行き方を調べておらず、移動中にiPadで調べていました。
すると、東京駅から新幹線は出ているものの、1日に何本かしかなく、
午前10時25分の新幹線に乗らなければ3時には間に合わないことが判明。
実は3時からの講演というのもその日に知って、5時からだと勘違いしていた模様。
1日に何本かしか出ていない新幹線にため満席で切符も買えず。
ただ、駅員さんに来週の切符を購入し、
「今週の切符と勘違いしていました」といえば
大抵あるキャンセル席に乗せてくれる、というアドバイスを受けます。
設定的にはまだ関西に住んでいることになっていて、
もし乗れなかった場合は、行けないという事実は変わらないため、
東京までの新幹線代も無駄になる。でもそんなことにはならないから、
切符は買って大丈夫だと自信満々に言われました。
しかしいずれにしても3時には間に合わないことがわかったので、
先方に電話を掛けてひたすら謝りました。
「自分の不注意でこのようなことになってしまい大変申し訳ございません。
今後このようなことがないように細心の注意を払って行きたいと思います。」
とありきたりですが泣きながら謝る。自分の不甲斐なさが本当に恥ずかしかったです。
先方さんには、講演キャンセルは仕方がないけれど、
夕食だけでも食べに来ないか、と言われましたがそれでまた居たたまれない気持ちに。
歓迎の準備が無駄になるからということでしたが、
さすがに仕事せずに食事だけいただくわけには参りません。
大変恐縮ですがと丁重にお断りしてしばらくして目が覚めました。
季節はどうも10月だったらしく、今日は無理でも11月の集会には来て欲しい、
とまで言っていただく始末。再度機会をいただけるようでしたら
何卒宜しくお願い申し上げますと言って電話を切りました。


リアルですが、これはすべて夢です。
地図的には東京から南方に位置していて、駅名は天狗峠とか書いてあった気がする。
風来のシレンで出てくる山奥の村みたいな印象を受けました。
テーブルマウンテンに向けて電車が走るのが新鮮でした。


繰り返しますが、すべて夢のお話です。
ただ、スケジュール管理はしっかりと、という教訓を得られた夢でした。
事前に行き方を調べないなんてことはまずないのですが、
出張するときは事前の準備を怠るべからずです。
時々夢の中で失敗しておくと、戒められていいかもしれません。
現実世界の精神性に影響を与える良質の夢だったということにしておこう。
夢の中で失敗しても何の問題もないですし。
僕は結構夢の中での失敗から学んでいる気がします。