映画

メンズデーのため、1100円でファイナルファンタジーの映画を見てきました。


感想は…良かったと思います。
今回の映画はFF15の世界が舞台なわけですが、前情報を全く仕入れていなかったし、
発売前のゲームなので登場人物が誰が誰だか全くわからない状態でした。
ところが1時間くらい見ているとかなりキャラクターに親近感がわいてきて、
気がつけばストーリーに引き込まれている自分がいました。
不思議と主人公たちを応援せずにはいられなくなっていました。
FF15に登場する人物かどうかもわからないし、
ノクトたちに直接焦点を当てているわけではないので、
今回の話がサイドストーリー的なものだとすると、
ザックスみたいに主人公が死んじゃうことだってあり得るわけです。
バルフレア論である「主人公は死なないのさ」が成立しない分、負けないでほしい、
という気持ちを持って見ることができました。結構面白かったと思いますね。


よく分からないのですが、今回の話はFF15に続く、という感じなのでしょうか。
それともFF15のストーリーの裏側で起こっていることなのでしょうか。
なんだかかなりFF15の核心的な部分を見ることができちゃった気がするのですが
どうなんでしょう。結構重要人物が死んでしまったのではと思うのですがいいのかな。
停戦協定を結ぶ場のピリピリ感がものすごくて、呼吸ひとつで世界が変わると
言わんばかりの緊張感がたまらなかったです。
PVとかで見たシーンをようやく味わうことができましたね。そういう意味で、
見ちゃって良かったのかな、本編をどこまで見たことになるんだろう、と思っています。


面白かったですが、果たしてFFの映画を見たのだろうか、というのがちょっとあります。
FFの要素があまりなかったような?
クリスタルはありましたが、ファイアとかブリザドとかが使われるわけでもないですし、
ポーションがあるわけでもないですし。チョコボはちょっと話題に出たか。
ファイナルファンタジーの音楽もほんのちょっと流れてはいました。
でももう少しファイナルファンタジー感を出して欲しかったです。
アドベントチルドレンのような高速バトルがもはやFFということなのでしょうか。


音楽は壮大でしたし、ストーリーは引き込まれるので、映画としては良かったと思います。
見終わったあとになんとなくまだ映画が続いているような感覚がして、
FF15の世界に引き込むのに成功した作品、と言って良い気がします。
開始30分間は全く愛着のなかったキャラクターなのに、いまではとても魅力的です。
これからも新作前には映像作品を作ってほしいです。


2001年の映画はつまらなくて見ているのが苦痛で、早く帰りたい、
なんだこれ、もうちょっとマシにできなかったのか、何もいいところがない、
わけがわからない、どうして作ったんだ、という感じでしたが、
今回の映画は「大丈夫」だと思います。
意味不明をやめることは大事だと思います。わかりやすい方がいいんですよ。