one third

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140314/fnc14031421010018-n3.htm
上記の記事に寄りますと, 学生が自分の好きなことを仕事にできるのは約1/3とのことです。
これは, 結構大変なことのように思えます。
私たちが安心して日常生活を送るためには,自分ばかりではなく,
周りの人が幸せでなければなりません。
身近な人,大切な人から始まって,職場の人,地域の人,日本全体,世界全体と
様々なレベルのコミュニテイに幸せが全般していくような社会が理想的です。
しかし, 学生の2/3が好きなことを仕事に出来ていないというのは,
いやいやながら仕事をしているということを意味するならば,
これは教育者としてはどう考えるべきなのでしょうか。
一応,7:3くらいで研究と教育をしていこうかなと思っているので多少は考えるわけです。
(実際このバランスが取れているかという問題はさておいて。)


そもそも一体なぜそうなってしまうのでしょうか。
努力をしていないからでしょうか。勉強をサボっているからでしょうか。
しかしその前に,全員がやりたい仕事に就くべきなのでしょうか。
やりたい仕事に就いた人だけが意味があるわけではありません。
誰もがやりたくない仕事をやってくれる人がいるということも重要です。
誰もがやりたくないわけではなくても,警察官や消防員のように
危険を伴う仕事に就いてくれる人がいるということも日本の治安を維持するためには重要です。
科研費申請の書類みたいですが)自分の仕事の重要性・意義・世の中における位置付け
などを理解して働くことができれば充実した毎日を送ることができるはずなので,
誰もがなりたがるような職業(それが何かは知りませんが)に
誰もがなるというのはもしかすると重要ではなく,
学生が世の中にどんな仕事があってどんな役割を担っているかを
知っていくことが大切なのではないかと思いました。
「好きなこと仕事にできる」のは1/3の学生。
でもそれを悲観する必要はないのかもしれません。
将来, 就職委員をする機会があるかもしれないので,
こういうことを考えておくのは無駄ではないと思い考えてみました。
大切なのは自分の仕事に個人で意味を与えることなのではと思います。