けじめ

dreamsphere はそろそろ引退かもしれません。
ハンドルネームとしてずいぶん長い間使ってきましたが,
心の中は「夢」というよりも「現実」的な事を考える機会が多くなってきました。


「やりたいことがいっぱいあります!」という意味で付けたハンドルネームでしたが,
好きな言葉は, いつの日か「夢」よりも「思い出」に変わり, いま新しい言葉を探しているのかもしれません。
「夢」の考え方も変わってきました。夢には責任を持つ。夢があるなら行動に移す。
「思い出」は「これまでの思い出」と「これから生まれる思い出」の2つに分かれ,
『memories cut memories』として, 自分の武器は「思い出」なんだと意識しました。
未来を切り開く為に使う思い出の力。切り開かれた未来が再び新しい思い出として蓄積され新しい力が生まれます。
行く先々が暗闇ならば, そこに光をもたらすために力を注ぐ。


しかし, 思い出の力ではどうにもならない問題が生じた時にどうすればいいでしょうか。
ある程度経験が役に立つならそれで構いませんが,
新しい自分の誕生と共にこれまで考えたこともなかった問題が溢れました。
あるいは思い出や経験から作り出された想像の世界ではうまくいっていても
現実にそれが達成できない事もあったりします。


「何としても成し遂げなければならないもの」と「何よりも大切にしなければならないもの」。
守るべきものが増え, 守るべきものは本当に守らなければならなくて,
夢よりも堅いものが必要になりました。
思い出の力が詰まった突き進む力を宿す剣よりも,
心に秘めた使命を貫き守り抜くための盾が必要なのかもしれません。
守る! 守る! 守る! 俺が, お前を, 守る!
そう心に言い聞かせるときが一番落ち着くような気がします。


「夢」を持つ事も大切ですが, 「夢」だけで大事なものを守る事はできません。
いつの日か, いまのハンドルネームは手放す事になるだろうと数年前から思っていましたが,
いろいろな状況の変化が訪れる今が, その時なのかもしれません。


Even if thousands of arrows wrapped in pains should go through my hearts,
(苦しみを纏う矢が我が心を幾度となく貫こうとも, )
I'll promise my intention would be strengthened through those pains.
(その苦しみを経て我が意思が強まる事を約束しよう.)


もっと心の中の曖昧な部分をえぐり出さなければならないようです。
突付かれると痛いところを突付き, ボロボロになってみるべきなのかもしれません。