frustration

急激に欲求不満になりました。


原因は,数学がやれていないことにありますね。
振り返ってみれば,本格的に研究にじっくりと時間を使えていないのです。
2月1日に新作の論文の下書きが完成した事は大変に宜しかったのです。
しかしそれを良い事に(余裕ができたと思い込んで?)カレッジ TOEIC に申し込み,
2月5日から2週目にかけて完全に TOEIC の勉強につぎ込んでしまったのが始まりです。
(英語の習得はポーランドチェコ共和国への出張準備の為には必須事項ですが…。)
講演の為,北海道へ出張(5日間),その後風邪をひいてダウン(3日間),
急に講演の依頼が来たので慌てて準備(2〜3日間),そして講演(近場だから1日),
研究集会参加(1日),論文のタイピング(2日間),
研究集会の報告集の原稿作り(1日),
そしてまた研究集会の準備(現在1日消費)。
こうして並べていくと数学に絡んだ日常生活に見かけの上では見えますが,
外堀を埋めているだけに過ぎなくて,本質的な部分が空洞になっています。
本質的な部分というのはもちろん,研究に没頭する事です。
その心の空洞から急にフラストレーションが発生し,自己嫌悪に陥ってきました。


時間圧縮計画によって,3月10日(水)を過ぎてしまえば
とりあえずの自由を獲得できるのですが,そんなに待てません。
そんなに待てないにもかかわらず,研究に没頭する事は優先順位が低いのです。
なぜなら研究の発表をする事は研究者としての大事な事柄の1つであって,
せっかく頂いた研究発表の機会なのだから,
より良い講演内容にすべく努力する義務があるので
講演の準備を怠る事はもちろんあってはならない事だからです。
3月1日(月)に TOEIC の結果をもらい,
高得点取得に対する思いを募らせたりもしましたが,もうそれどころじゃないですね。
本質的な部分が空洞になっているともう気持ち悪くて気持ち悪くて仕方がありません。
今できることは,なるべく早く,しかも丁寧かつ慎重に講演の準備を推し進めた上で
なんとしても来週の出張前に開き時間を作り,
研究に没頭する日を作るべく励む事です。


3月10日(水)以降も,実は完全に研究に没頭する事はできなくて,
4月から担当する講義の準備をしなければならないんです。
数学は人類が生み出した文化の1つなので,その文化を継承していく事も重要だから
講義の準備にもきちんと時間を割くべきでしょう。
でも,読みたい論文・数学書の消化して知識を増やし,
未解決問題に対する調査することこそが一番の楽しみなんだから
時間圧縮計画によって作り出される時間は
本当に有効に使わなければならないですね。