筑波大学が大好きになって帰ってきました。…というわけで、来週も行ってきます。
今回、筑波のスタッフの方々からたっぷりと愛情・栄養・元気を頂いたと感じています。
セミナー開始1時間半前くらいに到着し、
初めてお会いした外国人数学者と雑談をしていたら
「私の部屋に来ますか?」と言われて1時間ほど数学トーク。
パソコン内の論文を見せてくれて、
先生がこれまでなさった研究の話をしてくれました。
めっっっっっちゃ研究分野が近く、同じ日に講演できることは棚から牡丹餅並みに幸運なことなのです。
僕の英語がダメなんで、先生が8割以上話して、
僕は相槌とたまにコメント・質問だったのが悲しいところ。
(例えばリッカチ(数学者名)とか、完全に日本語の発音でした。)
講演直前になって「日本語で話してもいいですよ」と言ってくださいましたが、
彼に敬意を表して英語で講演。
「英語が得意だったら英語で話してもいいですよ」
と言われておきながら英語で話すのは挑戦的だったかもしれませんが
(「私は得意です」と言っているようなものだし)、
「困ったら日本語で話します」と言って英語で話すことにしました。
講演がうまくいったかどうかはもう自分でどう判断していいのかわからないので、
「成功したとみなすことに」しようと思います。
そう思っていた方が気が楽じゃ。
夕食はご馳走になりましてどうもありがとうございます。
それから、来月の京都出張の経費も出していただけることになって、
貴重な勉強の場へと参加できることになりました。
人が勉強を教えてくれるなんて、ホントになんて有難いことなんだと強く感じる今日この頃なので、
ひたすら嬉しく思うばかりです。
そして宿泊先もひとりでツインの部屋に泊めさせていただき、
自分の部屋の2倍はあろうかという部屋をひと晩堪能してきました。
夜11時くらいに飲んだコーヒーのせいか、3時くらいまで眠れず、
たっぷりと数学のことを考えて過ごしてきました。
講演中に受けた質問を反芻し、問題意識としてストックしておくつもりです。
でもまぁ、あるものの不変量があるかという質問なんですが、
「ないんじゃないか」と思ってしまっていますけどねぇ…。
「不変量がない」ということを証明するのもそれはそれで何をやったら良いのかわからないのですが。
パラメータがちょっとでも変わったらむちゃくちゃ変わる気がしてなりません。
そして今日。元指導教官と1時間ほどお話をしたのですが、これが元気100倍の源です。
「最近どんなことに興味がありますか?」と聞かれて、
興味を持っている話題を全て話したら、
「どれも重要な問題だし、面白い」と理解を示してくれたのがすごく嬉しかったですね。
最近は、自分が興味を持つことはヘンな事ばかりで
白い目で見られているんじゃないかという思いが心のどこかにあって、
元指導教官に話しても、「そんなものはやっても意味がない」と
厳しく評価されるかもしれないなというのを覚悟の上で話したんですけどね。
「こういう問題は誰かがきちんと考えなくてはならないんですわ」と心の中の不安を拭い去ってくれました。
「ヘン」なんじゃないんだ。間違いなく面白いんだと自信が持てたのが一番の収穫です。
だって、あとはもう、突っ走るだけじゃないですか。
「できたら真っ先に先生に会いに行こう」と、硬く心に決めた瞬間でした。
自分の所属大学にない文献も、来週貸してくださることになり、
もう元指導教官が神様かと思ってしまったくらいです。
あ、そうそう「筑波エクスプレス」ということで、秋葉原に降り立ちました。
メイド喫茶ってホントにあるのかと(いや、あるんだろうけど)探してみようと思いましたが、
いざ降り立ってみると、2〜3分で面倒くさくなって遊ばずに大学に戻りました。
まぁ、見つけても素通りを装って店内を目視する程度のつもりだったんですが、
それすら面倒くさくなってしまった。
さて、秋の講演ラッシュは来週火曜がラストステージ。もうひと息。
11月は「シレンDS2」「クロノトリガーDS」「ラストレムナント」の動向も気になるところ。
「シレンDS2」「クロノトリガーDS」はもしかすると…。