レスキュー

■飛び込めるでしょうか?
「大切な人を助けることができるか」みたいなテーマの夢を見ました。
水族館でダイビングスーツを着て魚たちと触れ合うことができるイベントを楽しんでいる途中、
水族館側の不手際で飢えたサメを同じ水槽の中に放してしまい、非難をするわけですが、
逃げ遅れた人がいて、サメの入ってこられない岩陰にとっさに逃げ込みます。
その逃げ遅れた人が大切な人だった場合です。ここからは台詞付きで。


水族館館長「いまレスキュー隊を呼んだ。到着まで10分程度かかるようだ」
スタッフ「10分。まずいですよ館長! 空気タンクには残り5分程度しか潜っていられるだけの酸素が残されていません」
水族館館長「なんだと! このままでは命が危ない。空気タンクを届けなくてはならん」
スタッフ「しかし館長! この状態で水槽に潜るのは危険です! サメのエサになりにいくようなものですよ!」
水族館館長「ええい! 迷っている暇はない。誰かこの役が務まるものはいないのか」
館内はしんと静まり返ります。

(★)
主人公「お願いします! 助けてください!」
警備員「困ります。お客様。ただいま緊急事態でして…」
水族館館長「待ちたまえ。君は?」
主人公「さっきの騒ぎで彼女が逃げ遅れてしまったみたいなんです。まだ水槽の中に…」
水族館館長「そうか。では君に頼もう。」
スタッフ「館長! 彼は一般人ですよ!」
水族館館長「彼の愛が奇跡を呼んでくれることを願おう」(館長悪人!)
その後、ダイビングスーツに着替えさせられ、水槽への飛び込み台へを連れて行かれて、救出手順の説明を受けます。
スタッフ「いいか。飛び込んだら真っ先に彼女の元へと行くんだ。そして、オクトパスを利用して酸素を共有する。
酸素は十分詰め込んである。岩陰で身を潜めている間にレスキュー隊が到着するだろう」
しかし、水槽の中を鋭敏に泳ぐサメを見て主人公は腰を抜かしてしまいます。
そうしている間にも、彼女の空気タンクからはどんどん酸素が減っていき…。


というストーリーです。自分だったら飛び込めるかな。この水槽の中に。死をも恐れぬ愛。どうすればいいんだ。
以下、カッコいいキャラクターバージョンです。(★)前までは同様。


主人公「僕が行きましょう!」
警備員「困ります。お客様。ただいま緊急事態でして…」
水族館館長「待ちたまえ。君は?」
主人公「水槽の中に大切な人を忘れてきてしまった愚か者ですよ。
忘れ物を取り戻しに行こうと思いましてね…。ダイビングスーツを一式お借りしますよ」
水族館館長「しかし危険だ。一般人の君に任せるわけには…」
主人公「ご心配には及びません。あなたがたにとっては僕は一般人ですが、彼女を助け出したいという気持ちは誰よりも強い」
その後テキパキとダイビングスーツに着替えた彼はスタッフに指示を出します。
主人公「まずあなたたちは彼女のいる反対側にサメをエサでおびき寄せてください。
その間に僕は彼女の元へと泳ぎ、酸素を送り届けます。タンクの残量から見て潜っていられる時間は40分。2人で共有しても20分は持ちます。
その間に水槽に網を張り、水槽を2つに切り離してください。」
水族館館長「なるほど、それは名案だ!」
主人公「僕たちの命。あなたがたに預けましたよ」


といった感じでしょうか。しかし、最も賢い方法は、水槽の水を全部抜いちゃうことだと思います。
冷静さを失うと、危険な方法を取りかねない。
いや、でも待てよ…。水槽の水を抜くときに水道管の方向に急激な水流ができてしまい、
人間が吸い込まれてしまう可能性もあるのかな。そうなるとあまり安全な方法とは言えないか。
徐々に抜いていくのは5分では間に合わないだろうし。やっぱり潜らなければならないのかな。