封印された音

■音の神殿(音が封印された場所)
3月6日。日記内にこんな記述がありました。
『僕の心はもう「ド」と「レ」と「ミ」と「ファ」と「ソ」と「ラ」と「シ」の音がほとんど出なくなってしまったので曲にすることはできません』


『例のあの期間』で様々な趣味が封印されて、そのままの状態になっているもののひとつが作曲。
「この封印は永遠に解かれることはなくなってしまった」
そういう考えが有力でした。しかし、この封印は本当に2度と解かれることはないのでしょうか?
というよりも、この封印を解くことはできないのでしょうか?
ずっと封印させておくのもひとつの物語です。ただ、その封印を解く方法を探すのもひとつの物語。
ただ、封印した時の気持ちを考えると、そんなに簡単に解ける軽い封印だとは思えない。
それにきっと、いきなりその封印を解除しても、うまく扱えないと思うんですよね。
このブログを書いている人はあまり器用な人間ではないから、あれもやりたいこれもやりたい状態は適さないし、
「いまはなるべく目標をひとつに定めて、それに向かってまっしぐらになる時間だ」という気持ちでいるのもあります。
中途半端になるくらいだったら封印しておいた方が、その分、心を自由に使えるし、整理された状態で物事に臨めます。
からしばらくは仕舞い込んで封印おきますが、その封印を解除する方法をここで特定しておくことにします。


「論文がひとつ完成すると、音の封印がひとつ解かれる」


論文の完成が、音の封印のひとつひとつを解く鍵になる。
つまり、すべての音階を自由に使えるようになるためには、7つの論文(あるいはそれに相応すると思われる努力の結晶)が必要なのです。
現在、論文の数は3つ。この論文に秘められた力を使って、好きな音を3つだけ解放することができます。
残る封印は、あと4つ。すべての封印が解かれるのは、何年後になるんでしょうね〜。
中途半端に解放しても気持ちが悪いのでいまはすべての音を封印させておくことにします。心の中にある「音の神殿」に。


■論文 2nd 校正刷りチェック&論文 3rd 改訂版製作
印刷物の構成刷り(試し刷り)を proof ということを初めて知りました。自分の中では proof と言えば「証明」の事という固定観念があったのでちょっと不思議に思っちゃった。
メールで「論文の proof を送ります」と言われたときは「はて? 証明はもう論文に書いてあるのに、送りますとはなんのこと?」と?マークが出ました。
さて、論文 2nd の構成刷りをチェックしてみましたが、結構ミスプリントがあるのね。送ったファイルの通りに表示されていない箇所が計5箇所。
式の表示がずれている箇所が非常に多いです。ただ、送られてきたファイルが TeX ファイルじゃなくて ps ファイルだったので、
自分で直すのではなくて、修正箇所を伝えればいいということなのかな?


論文 3rd の修正をしていて、お手紙の文頭に「Dear Professor (my name),」という文章を発見。わたしはプロフェッサーではないですよ。