勇気じゃなくて

■いつまでも消えないと思っていた思い出が切り取られて、思い出せなくなってしまう事。一番怖いのはそれかもしれないな。
今度は飛び降りる夢を見てしまいました(2月18日の日記参照)。
心が覚えているんだな? 勇気を試そうとしていた頃のことを。もうやめたんですよ〜。
本当に大切なことは、やっぱり充分気持ちを収束させてから挑んだほうがいい。
だから、もう勇気を確かめる必要なんてないんですよ〜。
あのとき、夢と現実を隔てていた壁が崩れた。夢は現実へと溶け、そしてまた、現実は夢へと溶けていった。
だから心の中が満たされる代わりに、物語の続きが探せなくなってしまった。
夢を無理矢理に現実に引き込んでしまった罰。自然の流れに逆らったつもりはなかったが夢と現実を引き合わせた方法が強引だったのかもしれない。
そのせいで心の中の花束を結んでいたリボンが解けて、2つの世界に散らばっていったんだ。
さぁ、これからどうする? あのときの気持ちが懐かしいだけの存在になるなんて、がっかりだよ。
結局、ポジティブすぎる内容を避けていたんじゃないのか? 叶わなかった時のことを怖れて。
楽しかったけど、長い時間を要した。そんな瞬間も、確かになかったわけじゃなかった。
思い出と記憶と、どっちを信じたらいい?