■最終日
3泊4日、ものすごく短かったです。でも、短く感じたながらにいろいろやれました。
なんていうかその…見物し足りなくてですね。
午前10時から講演が始まるのに午前9時に神社にお参りに行ったり、
セミナーのお昼休みをフルに使って銀閣寺を疾走したりと最後のあがきをして京都見物を満喫してきました。
ラストスパートのおかげで物足りない気持ちをちゃんと埋められた感じです。
でも次回行く時は観光用時間の確保にもっと貪欲になろうと心に誓った最終日でした。
…って、まとめちゃうと日記が終わりそうなのですが、終わりません。
銀閣寺をまわって満足して、昨日で自分の講演も終わってるということで、
最終日のセミナーは割と自分の世界に入って過ごしていました。そこへ奇襲攻撃!
なんと、いつも関数解析学の名著でお世話になっている名誉教授さんが、
「昨日の講演は面白かったですね」と話しかけてきてくださったのです!
僕は頭の切り替えが早い時はものすごく早くて、
このときはもう今回の講演は完全に終わった気になって
頭の中ではコタツに入ってのんびりお茶を飲んでる感じだったので、
話しかけられてちょっとびっくりしてしまいました。
しかも相手が名誉教授さんだったので気が動転しかけて、
突然しょこたん語が頭の中を駆け巡りました。
若干話し込んだ後、「電子化されたプレプリントがあればください」と
メールアドレスが書かれた紙を手渡されました。恐れ多いお。ギザこわいすなぁ。こわいすよぉ。
いや、怖い先生では全くないのですが、数学的な知識量に、
ありんこが東京タワーを眺めるくらいの差がありそうで、気を確かに持っていないとそのまま気絶しそうでした。
「青空に吸い込まれそうになる」っていうのはこういう気持ちなのかな。
今回の講演は自分がこれまで発表した中で一番大きなセミナーだったのですが、
大規模なものになると、論文のプレプリントが欲しいと言われることもあるということを学びました。
そこで思いついたことがあるんです。
偶然京都駅周辺の100円ショップで時間を潰していた時に思いついたことなのですが、
大規模な講演の際には、100円ショップの商品『8センチCD(名刺サイズ)』に自分の論文を詰め込んでおいて、
それを携帯していると、案外便利なんじゃないかな、って思いました。
早速購入。次回の講演の際には必ず携帯していくことにします。
ちゃんと所属と連絡先を書いておけば宣伝活動的な役割も果たすかもしれないし一石二鳥ってところかな?
「ください」と言われてすぐお渡しできる。軽くドラえもん気分でしょう? 素敵過ぎるぜぃ。